資金調達を考える

物件取得や設備導入、人件費……。ジムの開業にはさまざまな費用がかかり、不安になる人も多いかもしれませんが、これらの費用をカバーする資金調達方法は複数あります。自分に最適な調達方法を検討していきましょう。

開業資金を調達する方法

ジムを開業するには初期費用と運営費用がかかります。どちらもジムの規模や立地、設備のレベルによって大きく異なりますが、小規模ジムの場合でも初期費用は500~1,000万円、運営費用は100~200万円/月程度(最低3ヵ月分は必要)、ともいわれています。それらを自己資金で賄えるのであれば返済不要であり、制約がなく開業することが可能です。しかし、自己資金を使い切ってしまい事業が軌道に乗らないと、そこでキャッシュが回らなくなってしまいます。余裕を持って経営に携わるためにも資金調達の戦略が不可欠となります。

開業したいジムの規模やコンセプトに合わせて調達方法を選ぼう!

Case1

金融機関からの借入

開業資金の調達としてもっとも利用されているのが金融機関からの借入です。他の手段と比べて活用しやすく、新規開業者向けの専用制度も用意されています。銀行とは日常的に決済取引を行うことが多いため、普段から良好な関係を築いておけば資金繰りの面でサポートを受けられる可能性も。ただし、融資には審査があり、一定の基準を満たさなければ借入は認められません。

Case2

投資家などからの出資

投資を受けるという選択肢もあります。エンジェル投資家やベンチャーキャピタル、クラウドファンディングなどが代表的で、出資を受けるには事業計画に共感してもらうことが欠かせません。しっかりとビジョンを示し、賛同を得ることが成功のカギとなります。

Case3

補助金・助成金の活用

補助金や助成金を活用する方法もあります。返済不要で開業費用をおさえられるのが大きなメリットです。申請には一定の手続きや時間がかかり、また国や自治体によって種類や条件が異なるので、事前に幅広く情報収集を行いましょう。

日本政策金融公庫の
創業融資とは?

多くの起業家が活用している融資のひとつに「日本政策金融公庫(国民生活事業)の創業融資」があります。一般の銀行よりも条件が緩やかで、事業計画書や必要資金の内訳などがきちんと整理されていれば、まだ売り上げが無い段階でも申し込みが可能です。無担保・無保証人で利用できるのは大きなメリットといえるでしょう。相談から融資実行までは1~2ヵ月程度が一般的で、主な流れは以下の通りです。

  1. 1 事前相談
  2. 2 必要書類の準備(事業計画書、見積書、通帳コピーなど)
  3. 3 面談
  4. 4 審査
  5. 5 融資実行